iOS theos構築方法
今回は端末単体でTweak開発ができる「theos」の構築方法を紹介します。
早速参りましょう。
まずCydiaで
http://coolstar.org/publicrepo/
http://nix.howett.net/theos
この2つのリポジトリを追加します。
次に以下のパッケージをCydiaからインストールします。(もしDarwin CC Tools関連でエラーが出る場合は、BigBossにあるDarwin CC Toolsをインストールしてから実行)
・iOS Toolchain
・Perl
・Theos
次にiFileなどで
/usr/local/bin
ここにあるperl5.22.0を
/usr/bin
ここへリンク作成して下さい。
そしてperl5.22.0からperlへファイル名を変更して下さい。
コピペしないで下さい。
次にiOS Terminal等からrootユーザーとしてログインし、以下のコマンドを実行します。
mkdir -p $THEOS/sdks
すると/var/theosディレクトリにsdksフォルダーが作成されます。
次に以下のリンクよりSDKをダウンロードして下さい。ダウンロードされたファイルはzipファイルなので解凍します。
https://app.box.com/s/watb8ra4r0k70bh50gvjhek795vz4vtx
解凍して「iPhoneOS8.4.sdk」フォルダーを先程作成した/var/theos/sdksフォルダーの中に移動します。
また次のコマンド実行でもSDKを取得できます。
9.3のSDKになります。
curl -ksL "https://sdks.website/dl/iPhoneOS9.3.sdk.tbz2" | tar -xj -C $THEOS/sdks
画像ではiPhoneOS8.4.sdkとなってますが問題ありません。
次に以下のリンクよりヘッダーをダウンロードします。
同じく解凍して「include」フォルダーを/var/theosディレクトリに上書き保存します。
次に64bit端末へ対応させるために次のコマンドを実行します。
ln -s /var/theos/makefiles/platform/Darwin-arm.mk /var/theos/makefiles/platform/Darwin-arm64.mk ln -s /var/theos/makefiles/targets/Darwin-arm /var/theos/makefiles/targets/Darwin-arm64
画像のようになっていればOKです。
次項は不具合やエラーが起きる場合のみ実行して下さい。
次にiOS9へ対応させるために次のコマンドを実行します。
rootログインして
cd /usr/bin ldid -S *
次に
/var/theos/makefiles/package/deb.mk
このファイルをテキストビューで開き、以下の記述部分を
$(ECHO_NOTHING)COPYFILE_DISABLE=1 $(FAKEROOT) -r dpkg-deb -b "$(THEOS_STAGING_DIR)" "$(_THEOS_DEB_PACKAGE_FILENAME)" $(STDERR_NULL_REDIRECT)$(ECHO_END)
以下のように変更します。
$(ECHO_NOTHING)COPYFILE_DISABLE=1 $(FAKEROOT) -r dpkg-deb -Zgzip -b "$(THEOS_STAGING_DIR)" "$(_THEOS_DEB_PACKAGE_FILENAME)" $(STDERR_NULL_REDIRECT)$(ECHO_END)
もう1つ
/var/theos/bin
ここにある
bootstrap.sh
というファイルを開き、
if [[ "$(uname -s)" == "Darwin" && "$(uname -p)" != "arm" ]]
この部分を
if [[ "$(uname -s)" == "Darwin" && "$(uname -p)" != "arm64" ]]
これに書き換えます。
最後に
/var/theos/bin/fauxsu
このファイル名を
fauxsu
↓
fauxsu%
このようにリネームします。
以上で基本的なtheos構築方法になります。
Tweak作成はターミナルより
$THEOS/bin/nic.pl
でプロジェクト作成できます。
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